【FIP専門治療センター】 飼主様から聞かれました 『 インターネットの○○の情報って本当ですか? 』

上の写真は、国内未承認薬への通達です。
■ 色々な罰則などが書いてあります。
■ 注意掛けないといけません。

 

参照サイト:

https://bit.ly/3JiGOZL

 

■■■ 飼主様から聞かれました 『 この某動物病院のサイトに書いてあるFIPの情報って本当ですか? 』

 

 

■ 教えていただいた某動物病院のサイトを覗いてみました。

 

 

■ 『 これはこれは。。。 』 たしかに、この内容では飼主様が『 院長先生が言っていた内容と違って、、、混乱しました 』とおっしゃるのも当然です。

 

 

★ いわゆる、某動物病院のサイトでは、『 当院の扱っている治療薬Aは、他院の扱っている治療薬Bよりも優れている 』と言ってしまっています。 しかも、使用している国内未承認薬品の名称を書いています。 これは、、、

 

⇒ これは、ルール違反ですね。 この詳細な理由は、下に書いておきました。 ↓↓↓↓↓↓↓

 

⇒ 薬品名を出して、比較表まで表示して治療薬Aの優位性を分かり易く出している事で、その動物病院のサイトの意図が明確になります。

 

 

 

■■ 医療情報を発信する際には、いくつか配慮しないといけないルールがあると思います。

 

■ 特に、FIP治療薬に関して言うと、現在は国内承認薬が無い状況です。

 

 

★ すなわち、『 日本国内未承認薬 』が主流ですので、これらの薬は『 次の日本の法律が適応される 』と私達獣医師は行政に指導されています。 ↓↓↓↓↓↓

 

 

■■ 上記の動物病院の先生は、きっとこの法律をご存知ないのだと思います。

 

 

 

 

 

■ ちなみに、当院では、決して当院が扱っている『 海外薬・日本国内の未承認動物薬の名称 』は、広告行為にあたるホームページなどには掲載しておりません。 広告行為にも、獣医師法や医薬品医療機器等法(薬機法)という法律の制限があるのです。 ↓↓↓

 

 

 

 

★★★ その根拠として、『 国内未承認の動物用医薬品について、医薬品的な効能・効果を広告した場合は、薬機法第68条に、販売授与した場合は薬機法第55条に抵触します。(罰則金ありです) 』と行政から通達が来ています。

https://petfood.or.jp/government/img/191209.pdf
https://www.pref.aichi.jp/chikusan/toubu-kachiku/pdfiles/koukoku_leaflet.pdf
https://www.pref.yamagata.jp/documents/4754/h31-64.pdf

 

 

★ 私は法の番人では無いので、これ以上は言いません。 また、この先生に矢を刺そうなどとは考えていないので、ご安心下さい。 私は、平和主義ですので。

 

 

■■ 話は戻って、この飼主様が持って来られたこの話は、ちょっとビックリな情報ですよね。 しかし、物事を冷静に捉えたい時には、『 どういう感情 』でいたいのか、その為には『 どういう意識レベル(発達心理学の分類) 』でありたいのか? という2ポイントが重要です。

 

 

 

■ 私は、感情面では『 人よりも一番・上になりたい感情 』というよりも『 笑顔で穏やかな感情 』を選びますし、在り方の意識レベルでは、『 一方よし 』よりも『 三方善しの意識レベル 』を選びたいです。

 

※ 分かりにくいので、少し説明します。

 

★ 一方よしとは、『 自分だけ良ければよい 』と考える行動です。

 

★★ 三方善しとは、日本古来の考え方ですが、『 自分だけでなく、猫ちゃんやご家族にとっても、社会においても善い行為 』です。 誠実さが高く、道徳力が高い行為ですね。 この考えが私の好みです。

 

 

■■■ 私は、『 FIP診療が、ルール無視ではなく、誠実な考え方の動物医療者が診療を行う世界になる 』ことを願っております。

 

 

 

 

 

◆ あくまでも、FIP治療は主役が『 猫ちゃん 』であります。 『 第一は、苦しい猫ちゃんのために 』、そのような事を常に考えて、当院は誠実に診療をしていきたいと考えます。

 

 

湘北どうぶつ次世代医療センター
院長 高橋俊一

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【補足】
ちなみに、上記に書いた『 医療情報を発信する際には、いくつか配慮しないといけないルール 』ですが、

 

 

■ 医療情報で優れているのは、

1) 研究デザインのレベルが上位の情報。
2) 研究論文でも、査読付きの学会誌に投稿され発表している情報。
3) 第三者による追試験で、同じ結果が得られたと発表されている情報。
4) 上記のモノは、全て統計処理がされていると、さらにレベルの高い情報になります。

 

 

■ すなわち、
1) 自分の仲間の先生が言っている情報。
2) 数個(症例)の成功例があったというレベルの情報。
3) 薬品製造会社が第三者の検証なしに言っている数値。
4) 薬品製造会社から研究費が与えられた研究の情報。
などは、信頼度が低い情報と言われており、このレベルの情報を『 あたかも優れた情報 』として、ホームページなどで人々を自院へ誘導する助けにしてはならない、ということです。

 

 

★ もし、後者の様な情報を動物病院のホームページで発信していても、飼主様が見分ける事は難しいと思います。

お気を付けください。

 

 

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◆◆◆ もし、当院のFIP診療や相談を受けられたい方は、

 

★ FIP治療は、専門獣医師の『 予約診療 』で行います。 予めご了承ください。

 

 

お問い合わせは、下記からお願いします。
★ 簡単に入力できます。(1~3分間)

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

https://forms.gle/DKRnruC2auNTaabJ7 

 

 

あるいは、
046-274-7662
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